小千谷駅(おぢやえき)は、新潟県小千谷市東栄一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)上越線の駅である。
歴史
- 1920年(大正9年)11月1日:国有鉄道上越北線(現:上越線)の宮内 - 当駅間開業の際に東小千谷駅(ひがしおぢやえき)として開業。当時は魚沼鉄道(後の魚沼線)に小千谷駅が既に存在した。
- 1921年(大正10年)8月5日:当駅 - 越後川口間が延伸開業、途中駅となる。
- 1932年(昭和7年)8月1日:小千谷駅(おぢやえき)へ改称。魚沼線の小千谷駅は半月前の1932年(昭和7年)7月15日に西小千谷駅に改称された。
- 1960年(昭和35年)
- 3月末:ホームをかさ上げ。
- 10月6日:駅舎改築完工式挙行。
- 1981年(昭和56年)6月5日:貨物の取り扱いを廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 2004年(平成16年)
- 10月23日:新潟県中越地震により被災。
- 12月27日:越後川口 - 越後滝谷間、上り線を使用した単線運転で上越線全線で運転再開。ただし、すべての夜行列車と半数以上の普通列車、貨物列車は運休。この間の小千谷駅は跨線橋を渡った3番線のみ使用。
- 2005年(平成17年)3月25日:越後川口 - 越後滝谷間の下り線が復旧し、上越線全線で複線運転を再開。夜行列車や、普通列車および貨物列車のほとんどが運転再開。
- 2011年(平成23年)
- 1月20日:KIOSKが閉店する。
- 1月26日から7月頃にかけて駅舎内の改装が行われた。
- 2014年(平成26年)4月1日:ICカード「Suica」のサービスエリア拡大に伴い、新潟エリアの一部対応駅としてサービス開始。
駅構造
単式ホーム2面2線を有する地上駅で、ホーム間は跨線橋で連絡している。駅の裏手には油圧機器の製造工場があるが、かつてはこの工場と上越線を結ぶ貨物専用線が存在した。
長岡駅が管理し、JR東日本新潟シティクリエイト(JENIC)が受託する業務委託駅である。
駅構内には有人改札口・みどりの窓口・簡易Suica改札機・タッチパネル式自動券売機・屋内待合室・自動販売機・化粧室などが設置されている。
のりば
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 2番線は欠番である。
- 駅舎には小千谷警察署小千谷駅交番が入居している。
利用状況
JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は1,087人である。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおり。
駅周辺
当駅は信濃川右岸側にある。小千谷市の中心市街地は左岸側にあり当駅からは離れている。なお、左岸側にはかつて国鉄魚沼線の西小千谷駅があった。
駅前には錦鯉をモチーフにした地下通路の入口がある。駅前から中心市街地にかけて伸びる国道291号の歩道には橋梁部(旭橋)などを除きアーケードが架かる商店街(東大通、中央通など)が形成されている。
なお、駅前は2004年の新潟県中越地震で大きな打撃を受け、被災前に百軒程度あった店舗のうち十軒以上が数年間に閉店。駅前の一等地にあった旅館や喫茶店が被災して取り壊され更地になったほか、大手食品スーパーの原信駅前店も閉店した。
- 新潟県立小千谷高等学校
- 道の駅ちぢみの里おぢや
バス路線
ロータリー内に「小千谷駅前」、駅前交差点の西側すぐの場所に「小千谷駅角」のバス停がある。また、駅前交差点の南側すぐの場所には越後交通の小千谷営業所(小千谷車庫)がある。
- 小千谷駅前
- 川西経由十日町車庫行
- 小国車庫行
- 循環(内回り・外回り)
- 小千谷駅角(上記のバスもすべて停車する)
- 新国道経由長岡駅前行
- (急行)片貝経由長岡駅前行
- 五辺・池津行(平日のみ運行)
- 岩沢経由・川西経由十日町車庫行
- 小千谷インター行
- 小出営業所行(南越後観光バス)平日のみ運行
- 小千谷総合病院行(越後交通・南越後観光バス)
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■上越線
- 越後川口駅 - 小千谷駅 - 越後滝谷駅
脚注
記事本文
利用状況
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 西小千谷駅
外部リンク
- 駅の情報(小千谷駅):JR東日本
- 小千谷市公共交通マップ - 小千谷市




![小千谷駅 写真素材 [ 5736375 ] フォトライブラリー photolibrary](https://www.photolibrary.jp/mhd1/img633/450-20180920164831258497.jpg)