2000ギニーステークス(Two Thousand Guineas Stakes)とはイギリスのクラシック三冠の第1冠として、ニューマーケット競馬場の芝の直線1マイル(約1609メートル)で行われる競馬のG1競走である。
競走名の由来は第1回の優勝馬の馬主が2000ギニーをもらったからとされる。
出走条件は3歳限定で繁殖能力の選定のために行われるので、騸(せん)馬の出走はできない。
日本では皐月賞のモデルレースとなっている。日本の皐月賞は多くの馬が3月頃の決まったステップレースから挑むのに対し、2000ギニーは年の初戦にされることも多い。2000年以降、ゴーラン(2001年)、ロックオブジブラルタル(2002年)、フットステップスインザサンド(2005年)、ジョージワシントン(2006年)、コックニーレベル(2007年)、ヘンリーザナビゲーター(2008年)、シーザスターズ(2009年)、キャメロット(2012年)、ドーンアプローチ(2013年)、グレンイーグルス(2015年)、ガリレオゴールド(2016年)、チャーチル(2017年)、サクソンウォリアー(2018年)、マグナグレシア(2019年)、カメコ(2020年)、コロエバス(2022年)の16頭が当年の初戦として臨み勝利している。
歴史
成立経緯は当時の貴族社会にあった内輪的な考えもあり、記録が少なく定かでない。山本雅男はニューマーケットとジョッキークラブの関係性を踏まえ、同組織幹部や永世会長のチャールズ・バンベリーが組織の統治の下のレースとして設立したという説を唱えている。 また同人物は、競走馬は3歳春から秋にかけて能力の急成長を遂げるため、若駒の可能性を見るという需要の元に創設したと分析している。
- 1809年 ニューマーケット競馬場で第1回競走を施行
- 1868年 フォルモーザ(Formosa)とモスレム(Moslem)が1着同着
- 1940年 - 1945年 第二次世界大戦の影響によりローリーマイルコースからジュライコースで代替開催
- 1980年 ヌレイエフ(Nureyev)、1位入線も斜行により失格
- 2020年 新型コロナウイルス感染拡大の影響で6月に順延開催
歴代優勝馬
脚注・出典
参考文献
注釈
出典
各回競走結果の出典
- レーシング・ポストより(最終閲覧日:2017年8月16日)
- 1988, 1989, 1990, 1991, 1992, 1993, 1994, 1995, 1996, 1997
- 1998, 1999, 2000, 2001, 2002, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007
- 2008, 2009, 2010, 2011, 2012, 2013, 2014, 2015, 2016, 2017
- 2018, 2019, 2020, 2021, 2022, 2023, 2024
関連項目
- イギリスクラシック三冠
- クラシック (競馬)
- 三冠 (競馬)
- ダービーステークス
- セントレジャーステークス
- 1000ギニー
- オークス
- 2000ギニーを模した競走
- プール・デッセ・デ・プーラン
- アイリッシュ2000ギニー
- ランドウィックギニーズ
- オーストラリアンギニー
- ニュージーランド2000ギニー
- 皐月賞
- UAE2000ギニー
- イギリス・フランスのマイルG1競走
- セントジェームズパレスステークス
- サセックスステークス
- ジャック・ル・マロワ賞
- ムーラン・ド・ロンシャン賞
- クイーンエリザベス2世ステークス
外部リンク
- Newmarket Racecourse - ニューマーケット競馬場



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