音響作曲法(おんきょうさっきょくほう、独: Klangkomposition)とは、現代音楽において、狭義には電子的手段による音響と合成音の組織、構成による作曲法であると理解されている。広義には、従来の楽器のトーン・クラスターやグリッサンド、特殊奏法による雑音や非楽音などの働きによる音響平面作曲法(独:Klangflächenkomposition)の多様な形態をもまた意味するようになった。 

音響作曲の代表者として、カールハインツ・シュトックハウゼン、リゲティ・ジェルジュ、フリードリヒ・ツェルハ、クシシュトフ・ペンデレツキ等がいる。

音響作曲は、最初はセリエル音楽と密接に関係していたが、後に偶然性の音楽やポスト・セリエルへと解決された。

脚註

参考文献

  • 長木誠司編著『作曲の20世紀Ⅱ』音楽之友社〈クラシック音楽の20世紀〉2、1993年。ISBN 978-4-276-12192-8
  • Edwards, J. Michele: „North America since 1920“. In: Pendle, Karin (Hg.): Women & Music: A History. Indiana University Press, 1991 (2. Aufl. 2001). ISBN 0-253-21422-X.
  • Erickson, Robert: Sound Structure in Music. University of California Press, 1975. ISBN 0-520-02376-5.
  • Composers Quartet: Nonesuch H-71280, 1973.

外部リンク

  • 「音響作曲と組織理論」. Aufsatz von Karlheinz Essl junior. in den Darmstädter Beiträgen zur neuen Musik, Mainz 1994(ドイツ語)

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