『諦分別経』(たいふんべつきょう、巴: Sacca-vibhaṅga-sutta, サッチャヴィバンガ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第141経。
類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第31経「分別聖諦経」や、『四諦経』(大正蔵32)等がある。
釈迦やサーリプッタ(舎利弗)が、比丘たちに、四諦に関する仏法を説く。
構成
登場人物
- 釈迦
- サーリプッタ(舎利弗)
場面設定
ある時、釈迦はバーラーナシー近郊イシパタナの鹿野苑に滞在していた。
釈迦は比丘たちに、四諦についての説法を行い、サーリプッタ(舎利弗)とモッガラーナ(目犍連)の2人に倣うよう告げて去る。
続いてサーリプッタが、先の釈迦の四諦の説法の詳細な内容を、比丘たちに説いて聞かせる。
比丘たちは歓喜する。
日本語訳
- 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典4』(第11巻下) 大蔵出版
- 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)後分五十経篇II』 片山一良訳 大蔵出版
- 『原始仏典 中部経典4』(第7巻) 中村元監修 春秋社
脚注・出典
関連項目
- 四諦
外部リンク
- Saccavibhaṅgasuttavaṇṇanā - Tipitaka.org
- Saccavibhanga Sutta: Discourse on The Analysis of the Truths - translated by Piyadassi Thera --- 英訳1
- Saccavibhanga Sutta: An Analysis of the Truths - translated by Thanissaro Bhikkhu --- 英訳2




