オオリス属(Ratufa)は、哺乳綱ネズミ目(齧歯目)リス科の属。

南アジアおよび東南アジアにみられる大型の樹上性リス。4種を含む。

ネコほどの大きさで、長い尾をもつ。インドオオリスは、体重2キログラム、頭胴長36センチメートル、尾長61センチメートル。

熱帯の森林の上層に生息し、果実や葉などを食べる。

先史時代には、この系統はより広範囲に分布していたと考えられる。例えば、オオリス属と思われる化石が、ランギアン初期(中新世中期、およそ1600万年前-1520万年前)のドイツ、およびオーストリアから見つかっている。

分類

4種が属する。和名および分布は、マクドナルド (1986, p. 155)による。

  • リス科 Sciuridae
    • Ratufinae
      • オオリス属 Ratufa
        • クリームオオリス Ratufa affinis - タイ南部、マレー半島、スマトラからボルネオ
        • クロオオリス Ratufa bicolor - ヒマラヤ地方東部、ミャンマー、中国南部、インドシナ半島からスマトラ、ジャワ、バリ
        • インドオオリス Ratufa indica - インド半島
        • シモフリオオリス Ratufa macroura - スリランカ、インド南部

ギャラリー

脚注

関連項目

  • リス科

動物事典 分類ごとの動物一覧 [ Ratufinae ]

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動物事典 クリームオオリス [ Ratufa affinis ]

動物図鑑/リス(ユーラシアリス、ヨーロッパリス)